首相官邸近くのあべちゃんは庶民の美味しい味方!


最近、首相官邸周辺では、安倍総理の森友学園スキャンダルで退陣を要求するデモが頻発している。警官隊がデモ隊の周囲を警戒し、物々しい雰囲気に包まれる(2018年3月現在)。庶民である筆者にとっては、国政のトップである首相の退陣などは文字通り「雲の上」の話であり、無関係な話だ。しかし、同じ「あべ」でも首相官邸のすぐそばにある「あべちゃん」の話題は筆者にとって興味深い話。その店、「赤坂あべちゃん」は、首相官邸を背にアメリカ大使館方向へ進む道にある大衆居酒屋でやきとんの店。赤い看板が目印だ。値段は非常にリーズナブルで、味もいい。この店こそ、決裁文書を書き換えるような財務省とは異なり、本当の意味での庶民の強い味方なのだ。居酒屋のため夜がメインのお店なのだが、ランチもイケてるお店で、その値段はなんと600円からと、とてもリーズナブル。一食あたり1000円は当然、2000円〜3000円の店も珍しくない赤坂エリアにおいては貴重な存在だ。


ちなみに、この「赤坂あべちゃん」は、同じ港区の麻布十番の大人気居酒屋である「あべちゃん」から暖簾分けする形で誕生した店で、麻布十番のあべちゃんの店主は赤坂あべちゃんの店主とはご兄弟。兄が麻布十番を継いて、弟さんは、この赤坂で新たにお店を始めたそうだ。同じ首相の苗字と同じ屋号でややこしいが、おそらく店主も「あべ」さんなんだろう。
そのお味の方はとても良い仕事をしている。老舗伝統の逸品と褒めるにふさわしい。煮込まれたモツはじっくり調理されトロトロになっており、濃厚な味噌の甘みとコクが、グッと深く染み込んでいる。絶品は煮込みの中に埋まっている豆腐で、これもモツに負けじといい具合に味が染みていて熱々だ。ビール片手に食べるのも良いが、白飯との相性も抜群なのだ。そんな絶品の味は、オーダーから30秒とかからず提供される。まさに「早い」「安い」「旨い」の三拍子が揃っているのだ。


ちなみにランチのメニューは男らしく、2種類だけ。牛にこみ定食(¥600)と冷やっこ定食(¥600)以外には、オプションの大盛り(各100円増)のみで、優柔不断な人には嬉しいメニュー構成となっている。煮込みか冷やっこで悩んでいる方もたまに見かけるが、結局やっこを選んでも煮込みの小鉢はついてくるので、選ぶのは、煮込まれた熱い豆腐を選ぶのか、はたまた冷たい豆腐を選ぶのかという選択だ。どちらが人気メニューかは、筆者の実感値では季節によっても異なるが来店されるお客さんの半々といった印象。なお、ランチで女性客を見たことはこれまでに一度もない。
東京ミッドタウン赤坂サカス赤坂インターシティAIRなど新しい近代的なビルが次々と誕生している赤坂。来年には平成の世も終わり、新しい時代がやってくるが、まだまだ、おおらかで古き良き昭和のレトロな香りを残したこうしたお店があることも赤坂の魅力だ。安倍首相も、この「あべちゃん」でランチを食べてくれるような庶民であれば、きっと世の中も今回のスキャンダルも広い心で捉えてくれるんじゃないだろうか?

※本記事は赤坂在勤在住のライターA(30代独身男)が執筆しました。

お店情報

店名 赤坂あべちゃん
TEL 03-3583-5978
住所 東京都港区赤坂2-10-18(MAPはこちら)
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