赤坂の3つの神社の「初詣」に行ってみた

明けましておめでとうございます。読者の皆様の2019年が良い年である様に祈願いたします。ということで、2019年は、早速、多くの日本人にとって欠かせないイベントである初詣に出かけてみた。一年の最初に行うことが初詣とは日本人は信心深いなぁっと変なところに関心しつつ、どこに出かけるかを悩む。多く回ればその分だけご利益があるかもと、赤坂の複数の寺社を巡ってみることにした。せっかくなのでおみくじを引いて2019年の運勢を占い、都合よく解釈してみることにした。

もともと初詣は「年籠り（としごもり）」と呼ばれた習慣だそうで、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神神社にこもっていたそうだ。しかし、明治の頃から、鉄道などの交通網の発達で有名な社寺に参詣することが一般的になったらしい。赤坂の氏神神社と言えば赤坂氷川神社である。ということで、信心深いとは言えないが妙に古風なところがある筆者はまず氏神神社である氷川神社に初詣に向かう。

赤坂地区の氏神様である赤坂氷川神社。素戔嗚尊（スサノオノミコト）という様々なご利益がある神様を祀った神社だ。1月3日のお昼すぎに行ったが、参道を多くの人が並んでいた。待ち時間は約20分程度。社殿は古く、1730年に建てられたもので290年近い歴史を誇る。関東大震災や東京大空襲などの試練を超えて今に至っており、参拝することで、タフでラッキーな神社のご利益を預かれるのではと個人的には期待してしまう。作法に則り、二拝二拍手一拝でお参りする。「今年こそ金持ちになりたいんでよろしくどうぞ」などと身勝手な都合の良いお願いをして、早速おみくじを引く。ちなみに初穂料は100円だ。ハイ、来ました、大吉。さすがは氷川様。氏神様万歳！！幸先の良いスタートにテンションが上がる。

次は元赤坂にある豊川稲荷。正式名称は「豊川稲荷 妙厳寺（みょうごんじ）」といい曹洞宗の寺院だ。青山通り沿いにあるこの寺院は、その立地も手伝ってか、多くの参拝客が訪れており、赤坂御所の隣であるためか警察官も警備についていた。それほどの参拝客のため待ち時間も長い。青山通りを走る車の数を数えたり、新しくなった虎屋の本社を眺めたりして暇つぶし。

境内に入り参拝を済ませたら早速おみくじを引いた。ここも100円だ。ガラガラと六角形の箱を振り、出て来た番号は八十七番。またも大吉。キターーー！本当に今年はいい事あるかもしれない。この調子で最後に乃木神社に行ってみる事にした。

乃木神社。日露戦争の英雄である乃木希典陸軍大将を祀った神社で大正時代に建立された比較的新しい神社だ。普段は静かなこの神社も正月は多くの参拝客で賑わっていた。早速、参拝を済ませておみくじを引く。結果は「吉」。決して悪い結果ではないのだが、良いことは続くものと信じていただけに筆者にはショックだった。「見なかったことにしよう」とも思ったが、書かれている内容を読んで思い止まった。

「信心を怠らず本分に励み 特に清酒に溺れ 身を崩さぬように注意しなさい」。「三度の飯より酒が好き」などと公言している筆者。思い当たる節は多くある。さすが天皇陛下の先生を努めた乃木大将を祀った神社のおみくじ。その一文は心に刺さった。2019年はお酒はほどほどにしよう。どうぞ皆様も良い一年をお過ごしくださいませ。

※本記事は赤坂在住在勤ライターのA氏が執筆しました。

今回訪れた寺社

赤坂氷川神社
・住所：〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12
・TEL：03-3583-1935
・アクセス：千代田線／赤坂駅より徒歩6分

豊川稲荷東京別院
・住所：〒107-0051 東京都港区元赤坂1-4-7
・TEL：03-3408-3414
・アクセス：銀座線・丸の内線／赤坂見附駅より徒歩5分

乃木神社
・住所：〒107-0052 東京都港区赤坂8-11-27
・TEL：03-3478-3001
・アクセス：千代田線／乃木坂駅より徒歩1分