赤坂氷川神社の「赤坂氷川祭」に行ってみた
先日昼食をBizタワーで食べようと会社を出た時、TBS前にお祭りの提灯が並んでいた。転勤して間もないため、どの神社のお祭りかすら知らない。同僚から情報を聞き、9月15日(日)は夕方まで空いていたので、家族でお祭りに行くことにした。
お祭りが行われている赤坂氷川神社を訪れるのは初めて。近代的な神社だと想像していたが、とんでもない。高層マンションが立ち並ぶ中、豊かな自然に囲まれた昔ながらの神社であった。看板を見ると更に驚き。関東大震災や空襲の被害もなく、社殿を含め、江戸時代からそのまま残っているそうな。また東京十社の一つにも数えられている由緒正しい神社らしい。
境内の中を進むと、盆踊りの櫓や提灯、各露店が並んでいた。ひときわ目を引いたのはビルの3階の高さはありそうな山車だ。山車の前にスタッフがいたので聞いてみたら、高いもので8ⅿ近く。実は江戸時代の祭りの主役は神輿ではなく山車だそうで、これも空襲等で、今や23区内では山車お祭りはここでしか見られないそう。この後、この山車が3台出るということで非常に楽しみだ。でも神社の中の木々や街の電線、ましてや名前の通り坂が多いこの地域で、こんな大きな山車がどう動くか想像できない。
出発まで境内の露店で飲食を愉しんでいる内、山車の前にお祭り関係者が続々集まってきた。旗を持った神主や巫女の行列、天狗の面を被った大男やかわいい衣装を纏った女性たち、さらには時代劇に出てきそうな衣装を着た強面の男衆、人力車や芸者さんの姿もあった。ここまでの行列を見たのは初めてで、まさに今流行りの「映え」る光景だ。
愈々出発。行列の後に例の山車が動き出す。後で知ったことだが、この山車は事前に申し込めば一般の人も半纏を借りて引くことができるとのことだ。事前に知っていれば子供に引かせてやりたかった。高さ7~8ⅿある山車だからその車輪がひときわ大きい。「キイ~」と軋むような独特の音を山車ながら山車が動いていく。神輿の祭りとはまた違った風景だ。心配していた木や電線は、手慣れたもので、避けたり電線を持ち上げながら上手くかわしていく。ただ坂道は流石に大変そうだ。上り坂は前から、下り坂は後ろから綱を引っ張って進んでいく。確かにこれだけ大きなものが坂道を転げていったら大惨事になりかねない。
一行は赤坂通りという比較的広い道に進んだ後、式典を行うため、なんとTBSに入っていく。これだけの規模の行列がTBSに入ってくるのだから、流石にTBSに遊びにきていた人々もびっくりしている。TBSやBizタワーなど近代的な街並みを拝啓に、江戸時代のお祭りの行列がいるのだから何ともおもしろい。式典を終えたのち、行列は神社に向け、出発していった。
見どころ満載のお祭りなので、最後まで見届けたかったが、この後予定があるため、見物はここまで。せっかく赤坂の地にご縁ができたので、来年は、事前申し込みをして子供に山車を引かせよう。
※本記事は赤坂在勤ライターEが執筆しました
イベント情報
場所 TBS/赤坂氷川神社
住所 TBS:東京都港区赤坂5-3-6/赤坂氷川神社:東京都港区赤坂6–10-12
時期 2019年9月13日(金)〜9月15日(日)
ホームページ 赤坂氷川神社ホームページ
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