師走の赤坂氷川神社に行ってみた
新型コロナの感染者数も少ない人数で推移し、少しずつ以前の日常を取り戻していた赤坂の街であったが、また懸念される変異株がでてきた。気が滅入りそうになる。
そんな時は氷川神社である。なぜなら地域の氏神様である赤坂氷川神社は都会の中心にありながら四季折々の自然の香りを感じることができるお気に入りの場所。結婚式が行われている事も多く、この時期は七五三詣と人々の幸せな笑顔を見ることができ明るい気持ちになれるからだ。
小春日和の日曜日、昼食をすませ早速神社へ向かった。
何やら様子がおかしい。神輿がでているではないか!半纏を着た人もたくさんいる。近くにいた半纏を着た人に話を伺ってみた。
「今日は宮神輿と氷川山車の清掃のために集まっており、これまで社殿横に展示されていた宮神輿を今秋に完成した山車展示庫に移動して山車と一緒に展示をいたします。江戸の祭礼は宮神輿と江戸型山車の連合巡行であり、近年の赤坂氷川祭でも連合巡行を実現することが出来ました。江戸の祭礼の様子を正確にお伝えする上でも宮神輿と江戸型山車を一緒に展示できることは意味深いと考えております。また、清掃後には地域のお囃子である赤坂茜囃子が新調半纏のお披露目を兼ねて奉納演奏を行いますので是非ご覧ください」とのこと。
手をやすめ色々と教えてくださったのは神社の氏子青年部の部長さんで、誠実そうなとても良い方であった。
程なくしてお囃子の演奏が始まった。御神輿を担いでいる様子が目に浮かぶような軽快な祭囃子は勿論のこと、神事を連想させるような厳かな雰囲気のお囃子もありと楽しませていただいた。
神輿に山車、お囃子と思いがけずに祭りの雰囲気を味わうことが出来た。昨年、今年とお祭りは中止なり巡行は行われていないそうだ。
来年の祭礼では展示されている宮神輿と江戸型山車が赤坂の街を巡行する姿を見ることが出来るよう神様にお願いをして神社を後にした。
※本記事は赤坂在勤ライターSが執筆しました
イベント情報
場所 赤坂氷川神社
住所 東京都港区赤坂6-10−12
時期 2021年12月5日(日)
ホームページ 赤坂氷川神社(地図を見る)
この記事へのコメントはありません。