赤坂氷川祭の「神幸祭」に行ってみた
9月16日(日)。一度は行ってみたいと思っていた赤坂氷川祭に密着してみた。赤坂氷川神社のお祭りならではの「神輿」と「山車」の巡行は、3日間行われるそうだが、今回一番メインの神幸祭を見に行った。10時00分に開会式が行われると聞いたので、少し早めに神社に着くよう赤坂駅から歩いていると、神輿の行列に遭遇。これは「宮入り」と言って、この後神社を出発する神輿が朝に神社に集結するらしい。神輿の担ぐ威勢の良い声を聴くと、お祭り気分も高まってくる。神社につくと盆踊りの櫓や提灯、各露店も並んでいた。その他、「赤坂名店街」といって地元のお店にも露店として出店しているらしい。中にはよくTVでも見かけるお店があった。さすが赤坂!出発式を終えた隊列が続々と神社を出発。先頭は神社隊列。お祭りの隊列で良く見かける天狗をはじめ、神主さんや巫女さん、色とりどりの旗や人力車に乗ったお偉方か続く。
次に続くのが赤坂氷川祭で見たかった二つのうち一つ「江戸型山車」だ。お囃子が鳴り響く中車輪が「キイ-」という独特の音を鳴らしながら進んでくる。何でも山車は江戸の祭りの主役で、大規模のお祭りでしか見られなかったそう。明治以降はすっかり見られなくなり、残った山車も空襲等で殆ど残っていないらしい。にも拘わらずこの地域には奇跡的に9体もの人形が残ったそうだ。その中で今日は「頼義」と「日本武尊」の2台が出ていた。カッコいい!という前に、まず大きい。何メートルあるか分からないが、電線を持ち上げて通っているくらいだから、相当高いはず。確かに江戸時代は電線無かったしなぁ。いつか9台揃って山車が進むのを見てみたい。
その後に続いたのが、何と芸者!そういえば赤坂は料亭とか芸者でも有名だった街。確かに赤坂ならではの隊列だ。そして取りをつとめるのが、朝見かけた町会の神輿。全部で14基出ていて、担ぎ方や掛け声もまちまちだった。道路の先まで神輿で埋め尽くされているのは圧巻だ。ここで一旦式典があった。何と場所はTBS。そして式典の司会もTBSのアナウンサー。何とも贅沢な式典…この後14基の神輿はばらばらに出発。筆者は神社と山車の隊列に着いていく。そう、その先には今日見たかったもう一つの「宮神輿」。最初目にした時は目を疑った。今まで町会の神輿に慣れてきたせいもあってか、まずビックリ!2倍以上あろうかという大きさ。そしてすごい煌びやか。見ているだけで飽きが来ない神輿だ。
先程までとは空気が違う!担ぎ手たちの張り詰めた緊張感がひしひしと伝わってくる。いざ出発!全員のボルテージがMAXとなり、神輿が舞う。余りの重さか、担ぎ手の威勢か、広い青山通りを埋め尽くす勢い。この瞬間が見られただけで大満足。さずがに宮神輿だけあって、多少の小競り合いもあったり、担ぎ手がよろけたりしたものの、神社にまっしぐら。そして宮入り。都内では決して狭くない赤坂氷川神社の参道が、宮神輿の大きさから小さく見える。神社隊列や山車のお囃子のお迎えの中、最後にして最高の盛り上がりで、宮入りしていった。いやあ久しぶりに見ごたえのあるお祭りだった。
この余韻に浸りながら、赤坂名店街で一杯やっていきますか。
※本記事は赤坂在勤ライターのE氏が執筆しました。
イベント情報
場所 赤坂(24町会)
時期 2018年9月16日 10:00〜
ホームページ https://www.akasakahikawa.or.jp/
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