寒さ厳しい時期に嬉しい つけ麺屋「やすべえ」
コロナが蔓延して以降、テレワークや中食が多くなり、外食の機会が極端に減ったことに加え、日曜日の赤坂は空いている店が極端に少ないことから、土日の昼食は専らコンビニ弁当が多い。しかしこの日は朝から外食をすることを決めていた。
私の自宅は、全国的にも有名なつけ麺の店のすぐ目と鼻の先にあり、朝自宅を出てくる6時30分には、既に30以上の列を成していた。それを横目に見てから、既に私の頭はつけ麺モードに入っていた。
赤坂でつけ麺を食べる際、良く行く店はつけ麺屋「やすべえ」だ。都内何店舗かあるようだが、赤坂に出店してから以来、2か月に1回程度で足を運ぶ。
やすべえの特徴は麺の量が選べるところだ。私が好きな太麺で、コシがありツルツルしたのど越し、モチモチ・プリプリの食感の麺は、並盛(220g)中盛(330g)大盛(440g)から選べ、全て同じ価格である。とは言え、並盛でも結構な食べ応えはあり、最近体重が気になっている私は並盛を注文。そして、いつもの三種盛り(味玉・水餃子・野菜)をトッピングする。そして好きなところは、自由に玉ねぎ、削り節が追加でき、薄まってきたスープを更に自分好みに調整できる所だ。魚介と豚骨ベースのスープが麺にからみ、あっという間に完食。そして定番のスープ割りを注文し、スープを飲む。
と、ここで私の中で事件が起きた。席を立つ際にメニューが視界に入った。何十回と食べているにも関わらず、普通の醤油ラーメンがあることを知らなかったのだ。そうは言ってもおかわりする訳もなく、後ろ髪を引かれながら会社に戻った。
この日は特に気温が下がっていたため、会社を出る時間には更に寒さが増していた。駅に向かう途中、昼のことが頭をよぎった。今となっては自分もどうかしてると思うが、何とまたやすべえの扉を潜っていた。
本日2回目のやすべえで醤油ラーメンを注文。太麺が濃厚スープと相性抜群。とは言え、当然の如くつけ麺ほどの濃厚さはなく、シンプルながら味わい深く、王道の醤油ラーメンだ。熱いスープを全部飲み干し、体を温めて帰路についた。
一日に同じ店に2回入ったのは、人生で初めてであった。
都心の高層ビルの中にも関わらず、どこか懐かしく温かさを感じるお薦めの店だ。
※本記事は赤坂在住在勤のライターE氏が執筆しました。
お店情報
店名つけ麺屋「やすべえ」
TEL 03-3505-4211
住所 東京都港区赤坂6-3-19(地図を見る)
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