軽くてコクのあるカルボナーラは他では食えないアンティークで新しい味
意外にも坂フェチである筆者(30代独身男性)が気になっている赤坂の坂がある。トップクラスの急勾配っぷりなのにも関わらず、名前がない坂なのだ。赤坂8丁目のホテルアジア会館の前の坂で、外苑東通り沿いの山王病院の脇にある。この坂を降ると数店の飲食店が軒を連ねているが、中でもひときわ目立つ外観なのが、「LOUIS PRIMA (ルイ プリマ)」だ。店の前には古くてカッコイイバイクが停められているなど、どこかアンティークな雰囲気で、イタリア移民がニューヨークでオープンさせたような店だ。ちなみに以前に紹介した「珉珉(みんみん)」のすぐそばでもある。赤坂、乃木坂、青山一丁目のどの駅からもアクセスしにくいこのエリアには隠れた名店が多いのだ。
そんな「LOUIS PRIMA (ルイ プリマ)」でおすすめするランチのメニューは半熟卵のせカルボナーラのスパゲティだ。白いスープ仕立てで、軽い口当たりながら、深いコクのあるカルボナーラソースが絶品。これをスパゲッティに絡めていただく。この一口でもとても旨いが、極め付けは半熟卵だ。崩して絡め、より深みがでる。この半熟卵をいつ崩壊させるかは食べる側のセンスが問われ、嬉しい悩みを提供してくれるのだ。なんでもイベリコ豚の出汁が味の決め手らしく、軽い口当たりはこのイベリコ豚のコクで生まれるらしい。スパゲッティもコシが強く、濃厚なスープに粘り強くてマッチしている。駅から遠いにも関わらず、繁盛しているのもうなづける味なのだ。
じつはこのお店は某女性タレントの行きつけの店としてTV番組で紹介されたことがあるお店。味が良いだけでなく店内の雰囲気も良い。こだわっているんだろうなと、一見してわかるアンティークな調度品の数々が食事の雰囲気をより盛り上げてくれる。「赤坂」と聞くと赤坂見附駅や赤坂駅周辺の繁華街やオフィス街をイメージする人が多いと思うが、そうした人通りが多いエリアだけが赤坂のグルメではないと再確認させてくれる。むしろこうした隠れ家的な店を見つけた時こそ、筆者的には嬉しい。ぜひ坂フェチの人には、LOUIS PRIMA (ルイ プリマ)で美味しい料理を味わったあとに、アジア会館前の坂の急勾配な坂も堪能して欲しい。(赤坂の坂の情報はここをクリック)
※この記事は赤坂在住在勤のライターA氏が執筆しました。
お店情報
店名 LOUIS PRIMA (ルイ プリマ)
TEL 03-3408-4066
住所 東京都港区赤坂8-12-12 赤坂アンドロン 1F
ホームページ http://www.home-of-prima-style.com/
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